勤め人のとき、かなりの時間と労力をかけて
個人的に完成させ、大いに活用させた理科のオリジナル教材。
ただ、独立してからは、あまりそのまま活用することはありませんでした。
いくつか理由があります。
まずは、理科の実際の出題形式という視点からは、ちょっと不十分に感じていたから。
たとえば、「電流」の単元は、知識そのものよりも、それを前提に計算ができないとけません。
「天体」の単元も、知識を納得させるためのサポートが必要だったり、その知識を問題に沿って活用する技術が必要だったりします。
ただ、その単元で基本的で普遍的な出題というのはあります。
それは教科書が変わっても、変わりません。
だから、知識の確認より、そういった出題を解決できるような教材として提供したい。
また、教科書が変わったら、全部の手直しをしないといけない。
それがただの知識の確認だったら、費やす時間に釣り合わない気がする。
ということで、過去に数多くの生徒をサポートしてきた彼も一旦お蔵入りとなっていましたが、それを加工して通常授業用のプリントとして活用するようにしました。
それがVer.3で、サンプルはこちら。
生徒が図を描く、学力にあまりつながらないような時間を省略し、説明に応じて書き込みを行うだけにする。
そして、説明が続いて集中が途切れる前に区切り、教科書準拠のテキストで説明にあった内容の確認。
「まとめノート」のような、似た教材も見かけますが、それらは学習の適切なタイミングで問題演習で確認する指示を行う、という視点はないように思います。
ちなみに、数学の通常授業も、同じような教材を使っています。
サンプルはこんな感じ。
指導を始めた大学生の頃は、授業ノートを予習で準備し、その全てを板書しながら説明し、生徒に写させる、みたいな授業でした。
それと比べて、1回の授業の情報量が1.5倍くらい違います。
そりゃあ、個人塾だけどそこらの塾よりできるようになるし、2年連続全員合格は伊達じゃないよ!
(、、、って思いませんか?)
ということで、当塾の理科オリジナル教材は、以前の「知識のまとめ」のようなものではなく、「知識を伝える質を高める」ためのものとしてリニューアルされました。
我ながら十分誇れるものでしたが、でもそれは、現状の1歩手前のVer.3。
さらに3か月ほどかけた覚えがあります。
何をしたのかというと…
続く